(2017.02.22)
カンボジア、フィリピン、ミャンマー、ベトナム、シンガポール、タイ、インドネシア。アジアには、日本企業の海外進出先として注目されている国が数多くあります。マレーシアもその一つと言いたいところですが、日本ではビジネスとしてよりも引退後の滞在先として知名度の方が高いようです。実際のところ、マレーシアの海外進出先としての魅力が無いのでしょうか?現地視点で見たマレーシアに進出する5つメリットについてご紹介しましょう。
1.インフラが安定している
クアラルンプールでは、公共交通機関、電気、水道、電話、インターネット等が長期間止まることがほぼありません。「なんだそんなことか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、現代の産業は、PCとインターネットに大きく依存しています。電気とインターネットが安定的に使えることは、現代のビジネスにとっては必須です。
2.法律制度が整っている
元英国の植民地であり、現在は英連邦に加盟しているマレーシアでは、英国に習い英米法(コモン・ロー)に倣った法制度が施行されています。同時に多民族国家でもあるマレーシアでは、法律や行政の通達は、マレー語だけでなく英語でもなされます。あたりまえの事ですが、ビジネスは現地の法律に則って行うことが原則です。しっかりとした法制度があることによって、安定したビジネスを行うことが可能になります。
3.英語が通じる
マレーシア国民のほとんどが、英語教育を受けています。また、パキスタンやバングラディシュ等の英連邦諸国から多くの外国人労働者を受入れています。ビジネスのほとんどの場面で、基本的に英語が通じます。他のアジア諸国と比較して、英語を使える人材や通訳を見つけることは容易です。また、英語の基礎教育を受けている多くの日本人は、片言でも、現地スタッフと直接コミュニケーションが可能です。この直接コミュニケーションできることは、ビジネスのさまざまな場面で有利に働きます。
4.ASEANの二つの中心
マレーシアは、地理的にASEAN諸国の中心に位置しています。また、ASEAN諸国の首都とクアラルンプール間を、エア・アジアを筆頭に各国のLCCが結んでいます。つまり、地理的、移動時間的にマレーシアは、ASEAN諸国の中心的位置にあると言えるでしょう。この各国へのアクセスの良さは、東南アジア諸国にビジネスで行う企業にとっては、メリットになります。
5.親日的な国民
第二次世界大戦でマレーシアに侵攻した日本軍は、この地でも多くの戦闘を行っています。そのため、戦争にまつわる多くの悲劇が起こったことは事実です。しかしながら、戦後の日本の経済発展、日本製品の品質、元マハティール首相が行ったルックイースト政策等から、日本企業文化への理解も高く、親日的な国民です。マレーシアにおいては、日本人であるということそのものが、ビジネスをスムーズに進める上で有利に働くのです。
マレーシアは、東南アジア諸国の中では賃金や物価が高い事から、特に製造業には向かないと言われています。しかしながら、このエントリーでご紹介したように、マレーシアには5つのメリットがあります。
インフラの安定性
英米法に倣った法制度
英語によるコミュニケーション
ASEANの地理的、時間的中心
親日的国民性
このような点は、人口、GDP等の統計にはなかなか表れません。しかしながら、ビジネスを成功に導くという視点からは、非常に重要です。そのため、特に海外進出が初めての企業にとっては、どの国でビジネスをスタートするかの重要な評価ポイントになります。
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