インドネシア 豚成分含有で辛ラーメン販売ライセンス取消
海外

(2017.06.21)

インドネシアで販売されている辛ラーメンに、豚成分が含まれていた為に販売ライセンスが取消された、との報道がされました。

「辛ラーメン」などから豚成分 インドネシアで販売禁止 朝日新聞デジタル

インドネシアで豚成分が入っていたラーメンを販売したということから、ハラールの問題として捉えている方が多いようです。しかし、本当にハラールの問題なのでしょうか?現地視点で、検証してみました。

マレーシア、インドネシアの食品流通

マレーシアやインドネシアは、ムスリムだけでなく、キリスト教、仏教、ヒンズー教等の複数の宗教を進行する人々が、共存しています。このため、ハラール以外の食品でも流通が可能です。例えば、中華系の人々の食卓には、豚が欠かせません。同様に、飲酒も交流を深める社会活動として、非常に重要です。
このように、マレーシア、インドネシアでは、豚成分を含んだ食品でも問題なく流通できるのです。それでは、辛ラーメンは、何が問題だったのでしょうか。

辛ラーメン問題は、輸入業者のコンプライアンス問題

インドネシアの英字新聞「JAKARTA POST」によれば、ライセンスを取消したThe Food and Drug Monitoring Agency (BPOM) は、次の様に述べているとの事です。

BPOM takes action over Korean instant noodles containing pork THE JAKARTA POST

・商品に豚成分が入っていることは、輸入業者がライセンスを取得しようとした時に、すでに発見されていた。
・輸入業者に対して、市場から商品を引き上げるように依頼した。
・輸入業者に対して、その処理の為の一定の時間を与えたが、何もしなかった。
・豚成分を含む製品には、消費者が判別できるように、パッケージに何らかの表示が必要。
・店頭では、それ以外の商品と区別して陳列する必要がある。

この記事から考えると、課題はハラールではなく、辛ラーメンの輸入業者のコンプライアンス問題だと判ります。

1.インドネシアのレギュレーションに違反しているので修正するように求めた。
2.一定期間何の対応もしなかった。
3.販売ライセンスを取消した。

という、至極真っ当な処置だったようです。
もし、輸入業者が迅速に対応していれば、問題は起こらなかったと考えられます。

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